「建築職」と聞いて、設計図を描いたり建物を建てたりするイメージが強いかもしれません。でも、公務員としての建築職には、それだけではない、もっと幅広い活躍のフィールドがあります。
建築職の仕事エリアはこんなに広い!
公共施設の設計・施工監理:学校、庁舎、図書館など
公務員の建築職は、学校や庁舎、公民館などの公共施設を企画・設計・監理する仕事です。民間企業が設計や施行を担うこともありますが、自治体職員として発注側から事業全体をコントロールできるのが特徴です。
たとえば、新潟県庁で働く建築職の職員は、学校や防災倉庫、保育園など多岐にわたる公共施設の整備に携わり、「地域を支える誇りを実感している」と語っています。
▶ 新潟県職員インタビュー記事を見る
また、山鹿市で働く阿蘇品さんは、設計から積算まで一貫して担当し、育児との両立もしながらまちづくりに取り組んでいます。
▶ Public Connectインタビュー
法律と規制を扱う〜建築基準法・確認審査・違反指導〜
建築職のもうひとつの大きな役割が、法令の運用と規制の執行です。たとえば建築確認、違反建築の指導、開発許可など、建築基準法に基づいた審査や指導を通じて、安全で安心できるまちづくりを支えています。
耐震や空き家対策、省エネ推進など多様な課題に対応
建築職が関わるのは「建てる」だけではありません。耐震改修、省エネ住宅、空き家の活用、防災対策など、社会課題への対応も重要な仕事です。
「設計だけじゃない」が公務員建築職の魅力
設計・監理・積算・事務と全体に関わる力
建築職は、設計や監理だけでなく、工事費用の積算や予算の確保、入札・契約などの事務作業にも深く関わります。ひとつの建物に関する“はじめから終わりまで”を担えるのが公務員建築職の大きな魅力です。
他部署や市民との調整:コミュニケーション力も必須
建物は技術だけでつくるものではありません。教育委員会や防災課、福祉部門などとの調整、そして地元住民や施工業者との対話も不可欠です。
まちをつくる、未来を描く
建築職は、都市の景観をつくる存在でもあります。学校、病院、図書館といった施設は、地域の“顔”になります。外観だけでなく、動線やバリアフリー設計、災害対応など、目に見えない部分も含めた設計が求められます。
さらに、「建築職が政策を提案できれば、まちはもっと変わる」という声もあります。建築の専門知識をもって、条例の提案や新しい制度設計に関わることも可能です。
▶ note:建築職の可能性
まとめ:名前が残らなくても、自分の“作品”は街に残る
建築職の仕事は、パンフレットにもニュースにも名前が出ることは少ないかもしれません。でも、自分が関わった建物が地域の人に何十年も使われ続けていく――それは、誇りとロマンのある仕事です。
そして、その建物が安全で、美しくて、誰にとっても使いやすいものであれば、それは建築職の「最高の成果」だといえるでしょう。
建築職の魅力まとめ
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 技術と行政の両輪 | 設計・監理だけでなく、発注や契約事務も |
| 社会的使命 | 公共性・安全性・景観・環境…幅広い視点でまちづくり |
| コミュニケーション | 市民・他部署との調整も多く、人と接する仕事 |
| やりがい | 自分の関わった建築が“街の一部”として残る |
